国際支援活動

OECD(経済協力開発機構)の食品安全基準を満たした炭化チタン多孔質セラミックス

ガラスや鉱物のような酸化物セラミックスと違い、非酸化物セラミックスは天然には存在しません。このため人々の食経験もありませんでした。これを食品や飲料水に使う場合、十分な安全性を担保しなければなりません。経済協力開発機構(OECD)では、加盟している国家間での輸出入を円滑に進めるため、食品の安全基準を定めています。この基準に基づいて3種類の遺伝子毒性試験や、2種類の経口投与毒性試験を実施しました。この結果、いずれも陰性(すなわち毒性が認められない)となり、セラミック水やセラミック粉末自体を食べても安全であることが証明されました。今後、安全な原料として燃焼合成セラミックスを含んだ食品や飲料水の商品開発が期待できます。

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