【実証例】大阪市のひまわり幼稚園ではインフルエンザ感染予防として,セラミックペレ ッ卜を入れた超 音波加湿器を全教室,図書室,職員室の計15室に設置した。図 Aは大阪府感染症情報センター HP資料より入手可能なブロック別年齢別発生状 況のデータの内,同年代の3歳〜5歳の子供のイ ンフルエンザ発生数とひまわり 幼稚園の発生データを比較したものである。 インフルエンザの感染拡大は周りに患者数が多ければ,一気に広まってしまう という傾向にあ る。したがって大阪府のデータは年明けの流行と共に一気に患 者数が増えていることがわかる (図中の青線プロット)。それに対して,ひまわ り幼稚園では患者が発生しても,それが周り に移りにくく急激な広がりが見ら れないことが分かる(図中の赤線プロット)。以上から,セ ラミック水の噴霧は 園児間での感染減少に効果が認められる。
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本商品の有効成分である非酸化物セラミックを用いて
行った実験結果である。
【実証例】ウィルス性感染症は,体内でウィルスに対する中和抗体ができることで感染が防止され る。し かしウィルスは変異しやすいため,予防薬となるワクチンもその都度作成する必 要がある。一 方,ウィルスは細胞に寄生して増殖するため,それらの増殖を阻害する抗 ウィルス薬はあるが, ウィルス自体を直接破壊するものでない。そこで,セラミック粉 末を用いてウィルス不活化を in vitro試験で行った。対象ウィルスとしてA型インフ ルエンザウィルス(H1N1)を用い,濃度 1000ppmのセラミック粉末を投入した懸濁培養 液中で24時間および48時間の接触作用後に, 感染価を測定した。その結果を図Aに示 す。セラミック粉末を用いない対照区と比較して,セ ラミック粉末を用いた場合はいず れもウィルス個数は減少した。特にセラミック粉末(T0CM) を用いた場合,対照区と比 較して24時間後で約1/400になり,48時間後では彳/1550まで減少し た。一般的に感 染価が1/100以下になった時はウィルス不活化に有効と判定されることから, (T0CM)はA型インフルエンザウィルス(H1N1)に対して.十分な有効性を有している。この理 由として. 今までのワクチンや抗ウィルス薬とは作用機構が本質的に異なり,セラミツ ク粉末懸濁水はウ ィルスを物理的に破壊する作用によると判断される。このように生物 学的阻害でなく物理的な 破壊力を有するため,たとえウィルスが変異したとしても対応 できる強みがある。